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大阪府教育委員会が、府立の淀商業高校、鶴見商業高校、住吉商業高校の3校を再編し、新たな商業系高校1校を設置する方針を示しました。

3校はいずれも3年連続で入学志願者数が募集定員を下回っており、少子化や教育ニーズの変化を踏まえて、商業教育を新しい学校へ集約する方針です。

府立の商業高校3校を1校に再編へ

再編の対象として示されたのは、次の3校です。

・大阪府立淀商業高等学校(大阪市西淀川区)
・大阪府立鶴見商業高等学校(大阪市鶴見区)
・大阪府立住吉商業高等学校(大阪市住之江区)

3校は、もともと大阪市立の高校でしたが、2022年4月に大阪府へ移管されました。

大阪府教育委員会は、この3校を再編し、新たな商業系高校1校を設置する方針を、8月31日に開かれた教育委員会会議で示しました。

新校の名称や校地、開校時期、現在の3校が募集を停止する時期などは、現時点では決まっていません。再編方針は2026年11月に正式決定される見通しです。

3校はいずれも3年連続で定員割れ

大阪府では、入学志願者数が3年以上連続で募集定員を下回り、今後も改善する見込みがないと判断される府立高校を、再編整備の対象としています。

淀商業高校、鶴見商業高校、住吉商業高校はいずれも、2023年度以降、3年連続で入学志願者数が募集定員を下回っていました。

大阪府の諮問機関からも、少子化や教育ニーズの多様化に対応し、新たな商業教育を持続的に発展させるためには、教育機能を効果的に集約することが重要だとする提言が出されていました。

新校ではデジタル分野などの教育も検討

大阪府が2025年に策定した「府立高校改革グランドデザイン」では、商業系高校について、最先端のビジネス教育を取り入れ、大阪の産業や社会のデジタル化に貢献できる人材を育成する方針が示されています。

今後の教育内容として、デジタルスキルやデータサイエンス、起業家教育の充実、高等教育機関との連携などが検討されています。

淀商業高校では商業科に加えて福祉ボランティア科を設置。
鶴見商業高校では産業界や地域と連携した商品開発、住吉商業高校では観光ビジネスを含む教育など、それぞれ異なる特色を持っています。

新校の教育内容や、現在の3校が積み重ねてきた取り組みをどのように引き継ぐのかが、今後の焦点となりそうです。

2026年春は公立高校140校のうち67校が定員割れ

関西テレビによると、2026年春の入試では、大阪府内の公立高校140校のうち67校が定員割れとなりました。
一方、私立高校の専願率は過去最高になったということです。

大阪府では、2024年度から私立高校授業料の支援制度を段階的に拡充し、2026年度には全学年で所得制限を撤廃しています。

公立高校の志願者減少には少子化や学校選択の多様化など複数の要因がありますが、私立高校の授業料無償化が志願動向へ影響しているとの指摘も出ています。

今回の再編案が正式に決まった場合、府立高校再編計画に基づく募集停止校は25校になる見通しです。
新しい商業系高校の校地や開校時期、3校の募集停止時期など、今後発表される具体的な計画が注目されます。

対象校へのアクセス
淀商業高校:JR東西線「御幣島駅」から徒歩圏内


鶴見商業高校:Osaka Metro「新森古市駅」または「今福鶴見駅」から徒歩圏内


住吉商業高校:南海「住ノ江駅」またはOsaka Metro「住之江公園駅」から徒歩圏内


再編方針・対象校情報

対象校:大阪府立淀商業高等学校/大阪府立鶴見商業高等学校/大阪府立住吉商業高等学校
再編内容:3校を再編し、新たな商業系高校1校を設置する方針
正式決定:2026年11月の見通し
新校の名称・校地・開校時期:未定
3校の募集停止時期:未定
関連リンク関西テレビ報道府立高校改革グランドデザイン大阪府・府立高校の再編整備